2010.04.03
カテゴリ:本の紹介
「腰痛放浪記 椅子がこわい」夏樹 静子著
腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)/夏樹 静子
この本は、著者が3年間腰痛に悩まされ、ドクターショッピング(いろいろな病院・代替医療をつぎつぎと通うこと)を繰り返し、最後に、心療内科に入院して腰痛が治るという内容です。
この本で紹介されているカイロプラクティック・オフィスでは、
ゴム手袋をして、肛門に指を入れて尾骨を動かしています。
カイロプラクティックは、WHOに登録されているテクニックは、100ほどあります。
この本を読んだ読者の方が、どこのカイロプラクティック・オフィスでも肛門に指を入れのではと、勘違いしてほしくないと思いました。
本の最後、入院した時の絶食療法には驚かされました。
私も、数年前腰痛に悩まされた時があり、その時だったらこの療法を受けようと思っただろうと思います。
「腰痛は怒りである」と同様、腰痛は心因性の疾患であるということが書かれています。
腰痛は器質的疾患だけだと信じ込むのは、もう時代遅れになっているのだろうと改めて思いました。