I（アイ）メッセージとyou（ユー）メッセージ
以前、
「家族や友人とコミュニケーションがうまくいきません。
コツはありますか？」
と質問されたことがあります。
そこで次のようにお答えしました。
「Iメッセージ」と「youメッセージ」というものがあります。
Iメッセージとは、
「私（＝I 英語のアイ）」が主語になる文です。
例えば、以下の通りです。
私は、そんなに飲みすぎるとあなたのことが心配です。
私は、手伝ってくれると、嬉しいです。
私は、連絡してくれると、安心です。
私は、一緒に外出してくれると、楽しい気分になります。
私は、勉強してくれると、安心です。
などなど、
一方、youメッセージとは、
「あなた」が主語になる文です。
あなたは、飲みすぎです。控えるべきです。
あなたは、私を手伝ってくれるべきです。
あなたは、私に連絡しなさい。
あなたは、私をどこかに連れてって。
あなたは、ゲームばかりしてないで、勉強しなさい。
などなど、
Iメッセージとyouメッセージを
それぞれ言われた側に立って比べてみると
どういう気持ちになるでしょう？
Iメッセージだと、その人の気持ちを伝えられるので、
あまり抵抗がないと思います。
しかし、youメッセージで言われると、
指摘されたり、命令されたり、コントロールされた気分になり、
なんだか抵抗したくなりませんか？
人は、自分のことを他の人から指摘されたり、命令されてると感じると、受け入れたくなくなる性質を持っています。
家族や友人、職場などで、コミュニケーションがうまくいかないと感じるときは、Iメッセージを使ってみてはいかがでしょうか？
アイメッセージのように、その人の気持ちを伝えられると、その人を喜ばせたくなり、行動しようと思います。
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