前向きな気持ちが誤作動になることもあります

発声障害で通われている方の施術の中で、「前向きな気持ち」が誤作動に影響していた例をご紹介します。
発声障害で通われている方(会社員・40代女性)がいらっしゃいます。
どのような気持ちが誤作動に影響しているのかを確認しながら、心身条件反射療法で施術を行っていました。
すると、「成長しなきゃ」という気持ちが誤作動に影響していました。
施術後は、同じ気持ちを思い浮かべても体の反応は出なくなりました。
施術のあとに、
「どうして『成長しなきゃ』という気持ちが誤作動になるんですか?」
と質問されました。
私は、
「『成長しなきゃ』という気持ちは、今の状態に満足していないということですよね。
そのような状況への気持ちが、誤作動に影響していたのかもしれません。」
とお伝えしました。
このように、一見前向きに思える気持ちでも、誤作動として症状に影響することがあります。
前向きな気持ちは良い感情のように思えるため、なぜ誤作動になるのか不思議に感じる方も多いです。
しかし、心の働きはとても複雑で、表に出ている気持ちと内側の気持ちが一致していないこともあります。
そのため、「どうしてそのような気持ちが生まれているのか」を少し客観的に見ていくことも大切だと思います。
私の説明を聞かれて、納得されている様子でした。
これからも声がスムーズに出るように、一緒に施術を続けていきましょう。